DTI-based tractographyによる白質マッピングの脳神経外科手術への応用(手術合併症を防ぐために,II 手術訓練としての外科解剖実習-第23回微小脳神経外科解剖セミナーより-,微小脳神経外科解剖)

書誌事項

タイトル別名
  • White Matter Mapping by DTI-based Tractography for Neurosurgery(Microneurosurgical Anatomy)

この論文をさがす

抄録

拡散テンソルMRIによるtractographyは,従来invisibleな白質内構造を画像化し,eloquent fiberの同定に応用できる.Tractographyによる白質マッピングの現状とその有用性を報告する.各fiberの至適作製条件を設定後,皮質脊髄路(CST)と弓状束(AF)を作製した.白質電気刺激では距離と刺激強度に非線形相関があった.白質刺激MEP閾値は2mA程度であり,皮質刺激MEPの1/10程度であった.刺激部位がAFの5mm以内の時は錯語を呈した.CSTとAFの交差部は運動,言語機能マッピングが必要であり,外科解剖としてきわめて重要な部位と考える.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702090749568
  • NII論文ID
    110008790786
  • NII書誌ID
    AN10380506
  • ISSN
    0917950X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ