イプシロンロケットの開発構想(<特集>イプシロンロケットの開発 第1回)

  • 森田 泰弘
    宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所宇宙航行システム研究系
  • 井元 隆行
    宇宙航空研究開発機構イプシロンロケットプロジェクトチーム
  • 徳留 真一郎
    宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所宇宙輸送工学研究系
  • 大塚 浩仁
    株式会社IHIエアロスペース ロケット技術部ロケット技術室

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Epsilon Launch Vehicle and Its Evolution
  • 特集 イプシロンロケットの開発(第1回)イプシロンロケットの開発構想
  • トクシュウ イプシロンロケット ノ カイハツ(ダイ1カイ)イプシロンロケット ノ カイハツ コウソウ

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抄録

イプシロンロケットの目的は,小型衛星に対して即応性豊かな打ち上げシステム,すなわち自在性と機動性に富みユーザーフレンドリな輸送手段を構築,宇宙への敷居を下げて宇宙科学や宇宙利用の裾野を拡大することにある.一方,これを輸送系の視点でみると,打ち上げシステムの革新というひと言に尽きる.すなわち,今後のロケット開発にあたっては,射場設備と運用はもとより,製造プロセスから搭載系に至るまで,およそロケットの打ち上げに必要な設備や運用をとことんコンパクトで身軽なものにしていこう,それが未来への扉を開く鍵であるという理念である.イプシロンロケットでは,このような壮大なビジョンを実現する第一歩として,ロケットのインテリジェント化やモバイル管制などの超革新技術を開拓,これを世界に先駆けて実証するために,初号機を2013年度に打ち上げる計画である.

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参考文献 (11)*注記

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