グリーン化学実現のためのポリマー担持触媒(ヘッドライン:高校の化学の少し先にある先端化学で変革期を突破する)

• 山田 陽一

  独立行政法人理化学研究所:韓国・漢陽大学

書誌事項

タイトル別名

• グリーン化学実現のためのポリマー担持触媒
• グリーン カガク ジツゲン ノ タメ ノ ポリマータンジショクバイ

抄録

高校の化学においてNiやFe,V_2O_5などの金属触媒が紹介されている。これらのうち,溶解しない触媒は不均一系触媒や固相触媒と呼ばれ,溶解する均一系触媒と比較して,ろ過などによる触媒と生成物の分離,触媒の再利用などが容易な点でメリットがある。近年では,グリーン化学実現のため,均一系触媒をポリマーやシリカゲル,金属酸化物に担持した固定化触媒の開発が進んでいる。本稿では高分子固定化金属触媒にスポットを当て,それらの機能や特徴,問題点,最近の進歩について概説する。

収録刊行物

• 化学と教育

  化学と教育 59 (12), 594-597, 2011

  公益社団法人 日本化学会

詳細情報

• CRID: 1390282679282286720
• NII論文ID: 110008898233
• NII書誌ID: AN10033386
• DOI: 10.20665/kakyoshi.59.12_594
• ISSN: 24241830
• ISSN: 03862151
• NDL書誌ID: 023454990
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I023454990
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可