PCB保管の現状とその処理技術(ヘッドライン:PCB問題の現状)

  • 野馬 幸生
    国立環境研究所循環型社会形成推進・廃棄物研究センター

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タイトル別名
  • PCB保管の現状とその処理技術
  • PCB ホカン ノ ゲンジョウ ト ソノ ショリ ギジュツ

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抄録

PCBは国内では1954年から1972年に約59,000tが製造され,約54,000tが国内で使用された。1972年に保管が義務づけられてから,実に30年が経過している。現在,本格的なPCB処理が始まろうとしているが,過去に一度だけPCB処理されたことのある高温焼却法ではなく,化学処理法での分解処理の計画が進められている。本稿ではPCBが長期保管された経緯と現在保管・継続使用されている状況を述べるとともに,最近のPCBの分解処理技術について化学処理法を中心に廃PCBとPCB汚染物に分けて解説する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 51 (9), 536-539, 2003

    公益社団法人 日本化学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (4)*注記

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