ブランド・コミュニティにおける ロイヤルティ向上の理論的研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Theoretical Study on Enriching Brand Loyalty in Brand Communities
  • ブランド ・ コミュニティ ニ オケル ロイヤルティ コウジョウ ノ リロンテキ ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

本稿の目的は、ブランド・コミュニティにおいてロイヤルティが向上する因果モデルを明らかにするために必要な課題を理論的に導き出すことにある。具体的には、既存研究で提示された2つの因果モデルを比較検討する。この2つのモデルは、自動車オーナーズクラブを対象にほとんど同じ調査方法を用いて導かれたにもかかわらずロイヤルティを向上させる先行要因が異なる、という大きなちがいがある。このようなちがいが生じた理由は、一方のモデルの適用範囲が他方のモデルのそれを包含しているからであると考えることもできる。しかし、両モデルの適用範囲は部分的にしか重なり合わないと考えることもできる。したがって、2つのモデルの適用範囲を明らかにするためには、外国産メーカーの自動車オーナーズクラブという特殊な対象に既存研究と同じ調査方法を用いてモデルを検証する必要がある。

3

KJ00007867641

収録刊行物

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ