脳神経外科における症候性局在関連てんかんに対するトピラマートの効果

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy of Topiramate for Neurosurgical Disease with Localization-related Epilepsy

この論文をさがす

抄録

脳神経外科領域における,脳出血,脳腫瘍,頭部外傷後などの症候性局在関連てんかんに対するトピラマートの抗てんかん効果について検討した.【方 法】単剤あるいは2,3種類の抗てんかん剤にてもコントロールが困難であった27例に対して,トピラマートを追加投与した.【結 果】12ヵ月の観察期間で14例が痙攣を認めなかった.2例が50%の発作抑制効果で,11例が無効もしくは副作用のため継続できなかった.すなわち,27例のうち16例が有効であった.このうち11例で,トピラマート量は100mg/日で,推奨される量よりも少なかった.継続できなかった例(11例)では,頭痛,浮遊感,めまいなどの副作用の出現が主であった.【結 語】症候性局在関連てんかんに対するトピラマートの効果は,低用量で得られることが多かった.

収録刊行物

参考文献 (28)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ