話し合いに「引用」を導入した授業の特徴 : 小学4年生の談話分析を通して

• 佐々原 正樹

  広島大学大学院教育学研究科

• 青木 多寿子

  広島大学

書誌事項

タイトル別名

• Characteristics of the Classes that Introduce "Quotation" into Discussions : Through the Analyses of the Discourse of Fourth Graders
• ハナシアイ ニ 「 インヨウ 」 オ ドウニュウ シタ ジュギョウ ノ トクチョウ : ショウガク 4ネンセイ ノ ダンワ ブンセキ オ トオシテ

抄録

本研究の目的は,話し合いに「引用」を導入した授業の特徴を明らかにすることであった.そのために,小学4年生の国語科授業場面(文学作品の読み)における談話分析を行った.その結果,次のことが示された.第1に,「引用」を用いることで,児童の発言に「繋がり」が生まれた.具体的には,発言の「結び付き」が形成され,連続した発言の流れが生まれたこと,お互いの発言に言及し,共通点や差異が明確化されたこと,である.第2に,ことばとことばが繋がるだけでなく,児童相互に互恵的関わりが生まれた.

収録刊行物

• 日本教育工学会論文誌

  日本教育工学会論文誌 35 (4), 331-343, 2012

  日本教育工学会

キーワード

• 引用
• 発言の繋がり
• 児童の話し合い
• リヴォイシング
• 談話分析

詳細情報

• CRID: 1390282680206792832
• NII論文ID: 110009425525
• NII書誌ID: AA11964147
• DOI: 10.15077/jjet.kj00007978024
• ISSN: 21896453
• ISSN: 13498290
• NDL書誌ID: 023561532
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I023561532
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可