沖縄県慶佐次川におけるカヌー利用者の混雑感評価と許容限界と社会的収容力に関する考察(<特集>利用が集中する保護地域における持続可能な資源管理のあり方)

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タイトル別名
  • A Study on Canoe Tourists' Crowding Perception, Limits of Acceptance and Social Carrying Capacity in Gesashi River, Okinawa(<Special Issue>Sustainable Resource and Visitor Management in Popular Protected Areas Preface)
  • 沖縄県慶佐次川におけるカヌー利用者の混雑感評価と許容限界と社会的収容力に関する考察
  • オキナワケンケイサジガワ ニ オケル カヌー リヨウシャ ノ コンザツカン ヒョウカ ト キョヨウ ゲンカイ ト シャカイテキ シュウヨウリョク ニ カンスル コウサツ

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抄録

沖縄県慶佐次川におけるガイド付きのカヌーツアーを対象として,利用体験をもとにした混雑感評価とモンタージュ写真を用いた混雑感評価を行った。カヌーツアーの実態調査の結果,利用密度と利用者が感じた混雑感には相関があり,混雑感とカヌー体験の満足度にも相関があったことから,カヌーツアーの管理方針を検討する上でカヌー利用者の混雑感を検討素材とすることは有効であることが明らかになった。また,カヌー利用者,カヌーガイドや沖縄県内の観光関係者などに対して,モンタージュ写真による混雑感評価調査を行い,これをもとにして慶佐次川における1日あたりの許容限界を試算した。調査結果からは評価者によって混雑感評価が異なることが示され,とりわけ,カヌーガイドの意識をもとにした許容限界が他者より大きいという結果となった。社会的収容力の設定にむけた合意形成の場においては,他者の意識にも慎重に配慮する必要性が示唆された。

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