-
- 松丸 祐司
- 虎の門病院脳神経血管内治療科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Current Status and Future Prospects of Endovascular Treatment(<SPECIAL ISSUE>New Concept in Treatment for Cerebral Aneurysm)
この論文をさがす
抄録
脳動脈瘤に対する血管内治療は,螺旋状の単純なbare platinum coilの留置からはじまり,ワイドネック型動脈瘤への適応や長期成績の向上のために,balloon neck remodeling techniqueの導入,複雑な形状のコイルやsurface modification coilの開発,ステント支援塞栓術が行われるようになった,破裂急性期動脈瘤に関しては,ISATにより血管内治療の優位性が証明され,大きく治療法が血管内治療へシフトしたが,未破裂脳動脈瘤に関しては良好な成績が報告されているが,いまだその有効性は証明されていない.新しい治療法として海外ではflow diverterが臨床使用され,従来の血管内治療では困難であった,巨大動脈瘤,部分血栓化動脈瘤,紡錘状動脈瘤が治療されている.従来の瘤内塞栓術に加え,flow diverterによりさらに脳動脈瘤に対する適応が拡大しつつある.
収録刊行物
-
- Japanese Journal of Neurosurgery
-
Japanese Journal of Neurosurgery 21 (4), 306-313, 2012
日本脳神経外科コングレス
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204408978816
-
- NII論文ID
- 110009426120
-
- NII書誌ID
- AN10380506
-
- ISSN
- 21873100
- 0917950X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可