メチルオレンジはどうしてpHの変化で色が変わるのか(ヘッドライン:市民として必要な基礎・基本の化学VI -身近な疑問と化学(なぜ○○なのか?))

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抄録

メチルオレンジは,高等学校化学で,水溶液の酸性,塩基性の変化をみる指示薬として使用する試薬である。他にも,水溶液の酸性,塩基性の強さを見る指示薬としてリトマス,ブロモチモールブルー,フェノールフタレイン等がある。これら試薬の使用で,中和滴定の実験を可能にし,また水溶液のpH変化を可視的に実感できる。化学の世界に生徒の好奇心を惹きつける化学教材である。ところで,どうしてこのような色の変化が起こるのだろうか。メチルオレンジの色素分子に焦点をおいて何が起こっているのか,その原理を探ると共に,その原理を踏まえた上で,シクロデキストリンやシクロデキストリンポリマーを使った実験を紹介する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 60 (4), 158-159, 2012

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (6)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204305968128
  • NII論文ID
    110009445608
  • NII書誌ID
    AN10033386
  • DOI
    10.20665/kakyoshi.60.4_158
  • ISSN
    24241830
    03862151
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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