5.脳磁場計測および中枢性味覚障害例による味覚中枢の検討(<総説特集I>人味覚研究の最前線-5)

  • 小野田 恵子
    おのだ耳鼻咽喉科:日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 池田 稔
    日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 小早川 達
    産業技術総合研究所ヒューマンライフテクノロジー研究部門
  • 小川 尚
    熊本機能病院内科

書誌事項

タイトル別名
  • 5.Discussion of the central gustatory pathway by MEG and a clinical study of central taste disorders
  • 脳磁場計測および中枢性味覚障害例による味覚中枢の検討
  • ノウ ジバ ケイソク オヨビ チュウスウセイ ミカク ショウガイレイ ニ ヨル ミカク チュウスウ ノ ケントウ

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抄録

ヒトの味覚中枢の研究は、視覚や聴覚,体性感覚等の感覚器に比較して遅れており、まだ解明されていない点が多く残されているものと思われる。動物の味覚中枢は生理学的な研究によって解明がすすんでいるが、ヒトの味覚中枢伝導路については、生理学的研究や中枢性疾患により生じた味覚障害例などから検討されているものの、同側性、対側性、あるいは両側性に上行するという報告があり、一定の見解は得られていないのが現状である。そこで、本稿では、脳磁場計測および中枢性味覚障害例による検討結果を基に、味覚中枢とその伝導路についての考察を紹介する。

収録刊行物

参考文献 (46)*注記

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