4.細胞内因子と分泌シグナル因子の反作用による嗅覚上皮神経発生の制御(<総説特集II>嗅覚系の発生・再生・加齢-4)

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タイトル別名
  • 4.Opposing actions of cell intrinsic factors and secreted signals regulate neurogenesis in olfactory epithelium
  • 細胞内因子と分泌シグナル因子の反作用による嗅覚上皮神経発生の制御
  • サイボウ ナイインコ ト ブンピ シグナル インシ ノ ハンサヨウ ニ ヨル キュウカク ジョウヒ シンケイ ハッセイ ノ セイギョ

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抄録

我々はこれまでに、TGF-βファミリーの分泌因子であるGdf11やActivinβBが嗅覚上皮の発生を負に制御することを見出した。さらに、転写因子Foxg1がTGF-βファミリーの分泌因子Gdf11の活性制御を通じて嗅覚上皮の発生に関与することを、マウスの遺伝学的手法を用いて発見した。これらの結果は、Foxg1とフォリスタチン(Fst)を介した、Gdf11の「負のフィードバック機構」の適切な制御が、嗅覚上皮の層構造形成(histogenesis)および鼻甲介形成(morphogenesis)の両方に重要であるが、その制御機構には差異があることを示している。

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