イワガラミとナツヅタの正と負の光屈性

• 加藤 正吾

  岐阜大学応用生物科学部

• 兼松 俊成

  岐阜大学応用生物科学部:(現)国土交通省中部地方整備局

• 川窪 伸光

  岐阜大学応用生物科学部

• 小見山 章

  岐阜大学応用生物科学部

書誌事項

タイトル別名

• Positive and negative phototropism in Schizophragma hydrangeoides and Parthenocissus tricuspidata

抄録

異なる登攀様式を示す,付着根型つる植物のSchizophragma hydrangeoidesと吸盤型つる植物のParthenosissus tricuspidataの光屈性を調べた。両種に側面から光を照射し,シュートの屈曲のようすを伸長とともに観察した。両種とも,光の照射に対して,シュート長が短いと正の光屈性を示し,シュート長が長くなると負の光屈性を示した。両種の短いシュートは,充分な光合成生産を行うために,正の光屈性を示す必要性があるかもしれない。しかしながら,シュートが伸長すれば林床で相対的に暗い支持ホストの根元を探索しなければならない。したがって,正から負の光屈性に変わることは,支持ホストの平面構造を主に登攀する付着根型と吸盤型のつる植物にとって重要な性質である。

収録刊行物

• 森林立地

  森林立地 54 (1), 1-5, 2012

  森林立地学会

キーワード

• つる植物
• 吸盤型つる植物
• 光屈性
• 付着根型つる植物
• 葡匐シュート

詳細情報

• CRID: 1390282679188800768
• NII論文ID: 110009470865
• NII書誌ID: AN00124077
• DOI: 10.18922/jjfe.54.1_1
• ISSN: 21896275
• ISSN: 03888673
• NDL書誌ID: 023870178
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030832581
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/023870178
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I023870178
• 本文言語コード: en
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可