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- 吉川 孝子
- 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食機能保存学講座う蝕制御学分野
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- WATTANAWONGPITAK Nipaporn
- Naresuan大学歯学部保存修復学講座
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- 田上 順次
- 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食機能保存学講座う蝕制御学分野:グローバルCOEプログラム歯と骨の分子疾患科学の国際教育研究拠点
書誌事項
- タイトル別名
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- The Effect of Dentin Location on Composite Bond Strength to Dentin
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抄録
コンポジットレジンの接着強さは,平坦面の象牙質被着体に対して評価されることが多いが,その平坦面被着体のほとんどは咬合面象牙質であり,象牙質側壁面に対するレジンの接着強さについての報告はほとんど認められない.そこで本研究では,2種のボンディングシステムを使用したレジンの接着強さに及ぼす象牙細管の影響について検討した.ヒト大臼歯の咬合面エナメル質を削除し,象牙質平坦面に3×5×2mmのI級窩洞を形成した後,窩洞形成後に側壁周囲の壁を取り除いた窩底平坦面試料を作製した.この窩底平坦面と側壁平坦面を2種の接着システム,Clearfil Mega Bond(クラレメディカル),Single Bond (3M ESPE)を用い製造者指示に従い処理した後,処理面にZ100 (3M ESPE)のレジンを3×5×2mmに築盛した.実験用ハロゲンランプ電圧可変光照射器(ジーシー)を用い,出力600mW/cm2で40秒聞光照射を行いレジンを重合硬化させた.37℃暗所水中に24時間保管後,レジン-象牙質界面に垂直に,界面の面積約0.9mm2の試片を切り出した.これら試片の両端を試験装置にシアノアクリレートで接着させ,万能試験機(EZ test,島津製作所)に装着して,クロスヘッドスピード1mm/minで微小引張り接着強さ(μTBS, MPa)を測定した.測定値(n=11)は,Bonferroni testを用いて統計処理を行った.その結果,象牙質側壁平坦面に対するClearfil Mega Bondの接着強さがすべての群で最も高い接着強さを示した.側壁平坦面に対する接着強さは,Clearfil Mega Bond, Single Bondともに,窩底平坦面に対する接着強さより有意に高かった(p<0.05).コンポジットレジン修復物の接着強さは,象牙質の部位,象牙細管走行の影響を受けることが判明した.
収録刊行物
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- 日本歯科保存学雑誌
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日本歯科保存学雑誌 55 (1), 103-108, 2012
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205522677888
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- NII論文ID
- 110009479987
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- NII書誌ID
- AN00191201
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- ISSN
- 21880808
- 03872343
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可