書誌事項
- タイトル別名
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- A Transient MRI Abnormality in the Splenium of the Corpus Callosum caused by Rapid Withdrawal of Carbamazepine after Microvascular Decompression for Trigeminal Neuralgia : A Case Report
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抄録
【症例】35歳,女性.【現病歴】数年来の三叉神経痛があり,近医でカルバマゼピン(CBZ)により治療されていた.CBZ1,200mg/日まで増量されるも疼痛コントロールが不良のため微小血管減圧術を施行した.術直後より三叉神経痛は消失したため,CBZを中止した.術後1週間の頭部MRIで脳梁膨大部に異常所見を認めた.MR spectroscopyでは正常組織と同所見であったため経過観察した.3カ月後,MRI上の異常所見は消失した.【考察】抗てんかん薬の突然の中止に伴う脳梁膨大部の一過性MRI異常は,最近の画像機器の進歩により報告が増えてきたが,脳神経外科領域ではまだ十分には周知されていない.不必要もしくは侵襲的な検査や治療を避けるため,本症を十分に認識しておく必要がある.若干の文献的考察を加え報告する.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 21 (8), 644-648, 2012
日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679386047744
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- NII論文ID
- 110009480328
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- NII書誌ID
- AN10380506
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可