書誌事項
- タイトル別名
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- The Airway Occlusion Pressure During Upper Extremity Exercise in Healthy Adults: Differences between Supported and Unsupported Arm Exercise
- ―非指示型上肢運動と支持型上肢運動の比較―
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抄録
【目的】支持型上肢運動と非支持型上肢運動における呼吸困難感の差異について,呼吸困難感と関連のある気道閉塞圧(P0.1)と,換気量と気道閉塞圧の変化量の比(ΔVE/ΔP0.1)を用いて検討した。【方法】健常成人男性21名を対象に,同等の酸素摂取量(VO2)条件下で3段階(ステージ1〜3),各3分間のそれぞれの運動を実施した。各ステージのP0.1,分時換気量(VE),二酸化炭素排出量(VCO2),呼吸数(f),二酸化炭素換気当量(VE/VCO2)を測定し,主観的な呼吸困難感と上肢の運動強度(上肢RPE)は修正Borg Scaleにて聴取した。【結果】P0.1はステージ2,3において非支持型上肢運動の方が有意に高かった。一方でΔVE/ΔP0.1に有意な差は認められなかった。換気諸量と呼吸困難感は負荷の増加に伴い,非支持型上肢運動の方が有意に高値を示した。【結論】非支持型上肢運動の方がP0.1は高値を示し,換気需要が大きいためにより強い呼吸困難感を呈することが示唆された。
収録刊行物
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- 理学療法学
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理学療法学 39 (5), 314-321, 2012-08-20
日本理学療法士学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238011705216
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- NII論文ID
- 110009490039
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- NII書誌ID
- AN10146032
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- ISSN
- 2189602X
- 02893770
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可