認知症の人と家族が暮らしやすい地域をつくるための啓発活動に関する促進要因 : 認知症キャラバンメイト活動者の自由記載の分析

書誌事項

タイトル別名
  • Promotion of Enlightenment and Community Development for People with Dementia : Promotional Factors of Activities among the Caravan-Mate-Volunteers
  • ニンチショウ ノ ヒト ト カゾク ガ クラシ ヤスイ チイキ オ ツクル タメ ノ ケイハツ カツドウ ニ カンスル ソクシン ヨウイン : ニンチショウ キャラバンメイト カツドウシャ ノ ジユウ キサイ ノ ブンセキ
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抄録

P(論文)

【目的】本研究の目的は,認知症理解の啓発と地域づくりのために登録された認知症キャラバンメイトの活動促進要因を明らかにすることである.【方法】自記式アンケートを北海道内の全1996人のキャラバンメイトに送付し,960件を回収した.そのうち,啓発のための講師経験があり,かつ自由記載のあった132人(専門職114人,非専門職18人)の記述を対象とし,質的帰納的に分析した.活動の推進に関する記載を抽出し,類似内容をカテゴリ化した.【結果】活動の推進要因として,活動目的の再確認,他の活動とリンクした啓発と地域づくり,キャラバンメイトの組織化,地域毎の活動マネジメント,行政とのパートナーシップ,キャラバンメイトとしての知識とスキルの向上,サポーターの活動に有用な講座,個人の活動継続の秘訣,多様な役割の選択の保障,が抽出された.【考察】活動促進要因の中でもキャラバンメイトの組織化は中核的要因であり,組織化により,学習,話し合い,行政との連携,個人の事情に合わせた活動が可能となると考えられた.

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