日本における派遣労働
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- 水野 有香
- 名古屋経済大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Temporary Work in Japan
抄録
近年,日本の派遣労働は不安定雇用の象徴として一般にも関心を集め,研究においても規模の大きい調査が行われるようになり研究の幅が広がっている。本稿は,日本の派遣労働に関する近年の主要な先行研究をレビューすることにより,派遣労働および派遣労働者の実態を確認するとともに,研究の到達点と課題を明らかにすることを目的としている。第一段階として,現代の派遣労働の実態を正確に把握するため,労働者派遣法の変遷と派遣労働の変容を確認したうえで,労働者派遣法改正議論からみる派遣労働の問題点を整理する。そして第二段階として,アンケート・ヒアリング調査から派遣労働者の現状を確認し,近年研究が進んでいる「派遣労働者のキャリア」に関する研究を整理する。課題として,派遣労働の多様性を考慮しつつ,派遣労働者が安心・安定して未来像を描きながら働ける働き方となるよう,不安定雇用,キャリアパスの研究を深化させることがあげられる。
収録刊行物
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- 社会政策
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社会政策 4 (2), 105-116, 2012
社会政策学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206118798720
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- NII論文ID
- 110009517703
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- ISSN
- 24332984
- 18831850
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可