ノックアウトマウスを用いた白血病発症における核内因子CIZ1の機能解析
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- 西部 莉央 上田 健 本田 浩章
- 広島大学原爆放射線医科学研究所 疾患モデル解析研究分野
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抄録
私達は,造血幹細胞で高発現することが知られるメチル化ヒストン結合タンパク質Hemp(=Hematopoietic expressed mammalian polycomb)のノックアウト(KO)マウスの作製および解析を行い,このマウスは胎生致死であり,造血発生異常をきたすことを最近報告した1).CIZ1(= p21 cip1/waf -interacting zinc finger protein 1)は,酵母のツーハイブリッド法を用いた<Oh>Hempの相互作用因子検索から同定されたタンパク質であり,以前にp21結合タンパク質として報告されている2).CIZ1は898アミノ酸からなる3つのジンクフィンガーを含むタンパク質で,タンパク相互作用に必要と考えられるglutamine-rich region,酸性アミノ酸領域,核への局在に必要であるmatrin 3-homologous domain 3 (MH3 domain)を含む核タンパク質である.また大部分のヒトの細胞株およびマウスの組織に発現していることが知られている. CIZ1は核タンパクとして,転写やDNAの複製,損傷に幅広く寄与していることが報告されているが,その生体における機能については不明である.本研究では,KOマウスを作製して,その生理的機能の検討を行ったので,これまでの結果について報告する.
収録刊行物
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- 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi
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長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 87 (0), 233-234, 2012-09-25
長崎大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105977666308736
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- NII論文ID
- 110009523677
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- NII書誌ID
- AN00275753
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- ISSN
- 03693228
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles