音の大きさの記憶に関する一実験(2) : 特定音源のレベルを下げて遂行した追試の結果

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タイトル別名
  • An experiment about the lodness of sound in memory (2) : In the case of lowered specific sound source level

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抄録

環境音の大きさ評価では、評価対象となる音全体の大きさ判断は、音によって生起した感覚量の記憶を基礎にした、認知的判断になると考えられる。このメカニズムを追求するために遂行中の実験についての最初の報告では、連続判断という、提示される音の大きさに常に注意を向けている状況で、提示音中の特定音源の大きさの記憶が数分後にどれだけ変化するかを実験的に測定し、約4分後に提示される比較刺激との大きさの比較判断では、評価対象となった音の大きさ記憶は約3dB 減衰した音の大きさと同等になると解釈できる結果を示した。しかし、比較判断に際し、感覚量の記憶以外の手掛りが使用された可能性もある。今回は、そのような手掛りの1つを除くため、特定音源のレベルを下げ、実験を繰り返してみた。その結果、最初の実験結果を本質的に支持するデータが得られている。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009753004328192
  • NII論文ID
    110009536626
  • NII書誌ID
    AA12209029
  • ISSN
    18813097
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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