ソースコード中に出現する動詞-目的語関係を利用したメソッド名の命名支援手法

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タイトル別名
  • Supporting Method Naming for Java Programs Using Verb-Object Relations
  • ソースコード チュウ ニ シュツゲンスル ドウシ モクテキゴ カンケイ ヲ リヨウシタ メソッドメイ ノ メイメイ シエン シュホウ

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抄録

プログラム理解は, ソフトウェア保守にかかるコストのうち大きな割合を占めるが, 理解の過程で識別子が果たす役割は大きい. 本研究では, オブジェクト指向プログラムにおけるメソッド名に着目し, メソッドを命名しようとしている開発者に対して, メソッド名の候補リストを提示することで, メソッドの命名を支援する手法を提案する. 候補リストの生成には, 開発者が編集中のソースコードと, 既存研究で作成された動詞-目的語関係の辞書を利用する. 提案手法を評価するため, 被験者実験を行い, メソッドの命名が手法の有無でどのように変化するかを調査した. 実験の結果, 手法を用いることで, 被験者の解答したメソッド名の動詞と, 削除されたメソッド名の動詞とが一致割合が高まったものの, 統計的に有意な差は見られなかった. 一方で, アンケート調査では, メソッド名の候補を提示するアプローチや, 提示された候補リストの内容に対して好意的な意見が多いことが分かった.

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