情報拡散モデルを利用した超媒介者検出法
この論文をさがす
抄録
本稿では,ネットワーク上の情報拡散現象において,情報を多くのノードへ伝搬するための橋渡しとなるノードである超媒介者を,ネットワーク構造と情報拡散モデルを利用して検出する手法を提案する.まず,任意のノードに対して情報拡散シミュレーションを行うことにより得られる影響度を,ネットワーク内の全ノードに対して算出してネットワーク全体の影響度の期待値を得る.次に,ネットワーク内の任意のノードを削除した部分ネットワークにおいて同様に影響度の期待値を算出し,この差が大きくなるノードを超媒介者として検出する.提案手法を 2 つの実ネットワークに適用し,提案手法によって検出されたノードが,実際にネットワークの情報拡散に大きく寄与していることを示す.
収録刊行物
-
- 研究報告知能システム(ICS)
-
研究報告知能システム(ICS) 2013 (6), 1-8, 2013-03-03
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1571698602849512576
-
- NII論文ID
- 110009550846
-
- NII書誌ID
- AA11135936
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles