情報拡散モデルを利用した超媒介者検出法

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抄録

本稿では,ネットワーク上の情報拡散現象において,情報を多くのノードへ伝搬するための橋渡しとなるノードである超媒介者を,ネットワーク構造と情報拡散モデルを利用して検出する手法を提案する.まず,任意のノードに対して情報拡散シミュレーションを行うことにより得られる影響度を,ネットワーク内の全ノードに対して算出してネットワーク全体の影響度の期待値を得る.次に,ネットワーク内の任意のノードを削除した部分ネットワークにおいて同様に影響度の期待値を算出し,この差が大きくなるノードを超媒介者として検出する.提案手法を 2 つの実ネットワークに適用し,提案手法によって検出されたノードが,実際にネットワークの情報拡散に大きく寄与していることを示す.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602849512576
  • NII論文ID
    110009550846
  • NII書誌ID
    AA11135936
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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