静脈留置針の挿入を可能とする「点滴静脈内注射シミュレータ」の開発 : シミュレータ試作品の試用評価

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  • ジョウミャク リュウチバリ ノ ソウニュウ オ カノウ ト スル 「 テンテキ ジョウミャク ナイ チュウシャ シミュレータ 」 ノ カイハツ : シミュレータ シサクヒン ノ シヨウ ヒョウカ
  • ジョウミャク リュウチシン ノ ソウニュウ オ カノウ トスル テンテキ ジョウミャクナイ チュウシャ シミュレータ ノ カイハツ シミュレータ シサクヒン ノ シヨウ ヒョウカ

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抄録

目的 : 留置針の挿入を可能とする「点滴静脈内注射シミュレータ」の試作品を試用評価し、その実用性を検討する。 / 方法 : 被験者は、留置針を用いた点滴静脈内注射を臨床で実施している看護師11名で、研究目的、方法に同意を得たもの。「点滴静脈内注射シミュレータ」の試作品に、留置針を用いて点滴静脈内注射を実施し、実施後、VASスケールの質問紙で試用評価を依頼した。 / 結果・考察 : シミュレータの評価は、「穿刺、血管に挿入した感じのわかりやすさ」の項目は低い評価であったことから、末梢静脈血管の選択や留置針挿入感覚のトレーニングは難しい。「血管の選定のわかりやすさ」、「静脈留置針を穿刺した場合の角度のつけやすさ」、「留置内針と外筒の操作のしやすさ」、「輸液ラインと挿入した留置針の接続しやすさ」、「輸液ライン接続後の滴下」、「留置針の固定のしやすさ」の項目評価は、6割以上の肯定評価であったことから、留置針の穿刺操作から輸液ラインの接続、滴下、固定の一連の技術の反復練習を可能とし、点滴静脈注射の技術習得トレーニングのためのシミュレータとして実用性が示唆された。

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