遺伝子改変動物を用いた中枢神経系における侵害受容反応の可視化

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タイトル別名
  • Visualization of the Response in the Central Nervous System after Nociceptive Stimulation Using Transgenic Animals
  • イデンシ カイヘン ドウブツ オ モチイタ チュウスウ シンケイケイ ニ オケル シンガイ ジュヨウ ハンノウ ノ カシカ

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抄録

生体にとって疼痛に対する生理的防御反応は極めて重要である.我々はアルギニンバゾプレッシン(arginine vasopressin: AVP)を緑色蛍光タンパク(enhanced green fluorescent protein:eGFP)で標識したAVP-eGFPトランスジェニックラットおよび神経活動の指標として汎用されているc-fos遺伝子産物であるFosタンパクを赤色蛍光タンパク(monomeric red fluorescent protein 1:mRFP1)で標識したc-fos-mRFP1トランスジェニックラットを作出し,侵害受容反応を可視化することに成功した.これらを用いて疼痛ストレス負荷時におけるAVP系の生理的役割を解明することを手がかりに,作業関連疼痛の新たな病態解明を目指している.これまでの遺伝子改変動物を用いた侵害受容反応に関する知見を述べる.

収録刊行物

  • Journal of UOEH

    Journal of UOEH 34 (4), 315-321, 2012

    学校法人 産業医科大学

参考文献 (19)*注記

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