Porcelain industrial cluster in Arita from the perspective of tradition and innovation

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Other Title
  • 有田の陶磁器産業クラスター : 伝統技術の継承と革新の視点から
  • アリタ ノ トウジキ サンギョウ クラスター : デントウ ギジュツ ノ ケイショウ ト カクシン ノ シテン カラ

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Abstract

有田の陶磁器クラスターをポーターのダイヤモンド・モデルにより分析した.有田の製品は業務用食器が中心で,作家による芸術品とは明確な区別がされながら二極化している.有田では共販制度のために,産地問屋が資本力,組織力,信用力を組合に依存している構図となっており,集積には大資本もプロデュース力もない.他の産地は問屋だけがリスクテイカーだったが,有田は問屋もリスクを負わない仕組みとなっている.陶磁器産業では世界的にも有田のように300年以上の年月をかけ伝統が脈々と続いている産地は少ない.有田は分業体制の呪縛の中で,クラスターを存続させるための模索している.

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