地域包括支援センターの現状と高齢者虐待対応について : 平成19年度自治体地域包括支援センター担当部署全国調査から

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タイトル別名
  • The present situation of Comprehensive Community Support Centers and elder abuse : The Nationwide Survey of community in 2007

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抄録

近年高齢者虐待問題に対する社会的関心が高まり,平成18年4月には「高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」と改正介護保険法が施行された.介護保険法には,「虐待の早期発見・防止などの権利擁護」の機能をになう地域包括支援センターの設置が盛り込まれた.本調査は,法施行後1年半を経過した時点での地域包括支援センターの現状と高齢者虐待対応を把握することを目的として,全自治体(1,827)の地域包括支援センター担当部署を対象に平成19年9月に実施して,958(52.4%)の回答を得た.回収率が低いため,地域包括支援センターの現状を把握したとは言い難い.しかし,本調査から自治体と地域包括支援センターの関係が多様であり,自治体によって高齢者虐待への取組みが異なることが明らかになった.

収録刊行物

  • 介護福祉学

    介護福祉学 15 (2), 213-220, 2008-10-01

    日本介護福祉学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668927646673152
  • NII論文ID
    110009564720
  • NII書誌ID
    AA11428140
  • ISSN
    13408178
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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