書誌事項
- タイトル別名
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- Cognitive mechanisms of film understanding
- エイゾウ リカイ ノ ニンチテキ メカニズム
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抄録
映像理解に関する認知心理学的研究の中で,基本的な出来事を単位とした形で映像をセグメンテーションするプロセスが注目されている.ある程度の幅をもった時間内の変化と定義される出来事をベースとして環境における情報が知覚されていることは,人間の行動を理解する上で有用な手がかりとなりうる.Newtson(1973)による単純なボタン押し課題によるセグメンテーションに関する先行研究において,映像内の人物や物体の運動といった知覚的変化だけでなく,因果関係や目標の変化といった概念的変化もセグメンテーションを生起させる要因に含まれることが明らかにされてきた.現代の文化において映像は中心的な位置を占めており,映像理解の認知的メカニズムの解明は,人間と文化の関わりを考える上で重要なトピックとなっている.
収録刊行物
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- 文化情報学
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文化情報学 6 (1), 21-30, 2011-03-10
同志社大学文化情報学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649844047360
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- NII論文ID
- 110009576267
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- NII書誌ID
- AA12131759
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- NDL書誌ID
- 11067984
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- ISSN
- 18808603
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可