マイクロ波電力伝送を用いて駆動する単一無線LAN端末の給電・通信スケジューリングの実験

書誌事項

タイトル別名
  • Experiment on Charge and Communication Scheduling for Single Wireless LAN Terminal Using Microwave Power Transmission

この論文をさがす

抄録

マイクロ波電力伝送を用いて無線センサをバッテリレスで駆動させる際,電力伝送と無線通信に同一周波数帯のマイクロ波を使用する場合には,送電と通信の時間的なスケジューリングが必要になる.また,送電マイクロ波による給電電力を二次電池であるキャパシタに蓄えつつ無線センサの駆動を試みる場合,キャパシタの残エネルギーは可能な限り大きいことが望ましい.本稿では,単一の無線 LAN(Local Area Network) 端末に対してマイクロ波送電と無線 LAN 通信とを時間的に直交して行うシステムの設計を行い,実験によりこのシステムの正しい動作が得られた.加えてこのシステムの通信距離などの現実性を議論する.無線 LAN 端末は,AP(Access Point) から定期的に送信されるビーコンの受信を行い,その前後でデータ送信を行う,従って,これらが妨害されないように送電マイクロ波の放射をタイミング制御する.また,無線 LAN 端末は自局のスリープ時間を適応的に制御することで,キャパシタの残エネルギーを一定値に保たせる.

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668927707967232
  • NII論文ID
    110009579740
  • NII書誌ID
    AA11838947
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ