ストーマ外来を運営する皮膚・排泄ケア認定看護師のコミュニケーションの特徴─ケアの導入の一場面の分析─

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タイトル別名
  • "Communication Characteristics of Certified Wound, Ostomy, and Continence Nurses Managing Ostomy Clinics: A Single-Facility Analysis of Care Implementation"
  • ストーマ ガイライ オ ウンエイ スル ヒフ ・ ハイセツ ケア ニンテイ カンゴシ ノ コミュニケーション ノ トクチョウ : ケア ノ ドウニュウ ノ イチバメン ノ ブンセキ

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抄録

P(論文)

【目的】 ストーマ外来のケア導入場面で、皮膚・排泄ケア認定看護師(以下、WOCN)と患者がどのような方法でコミュニケーションするかを会話分析により捉え、コミュニケーションの特徴を検討するための示唆を得ることを目的とした。【方法】 近畿圏の総合病院で、WOCNが運営するストーマ外来での会話を録音し、Garfinkelによる会話分析を行った。【結果お よび考察】研究参加者は、10年の経験をもつWOCNと60歳代のストーマ造設術後₆ヶ月を経過した男性患者であった。分析した場面は、WOCNが患者へのケアを開始した直後の約1分間の再診場面であった。WOCNは患者が示した表現の定式化を行い、共通の枠組みを確認し、専門的な推察による代弁あるいは提案をすることで、患者が期待していることの表現を促進していた。さらに、患者がストーマ装具を変更したいという期待に対して、WOCNは情報が不足している段階では判断を示さず、態度を保留することがあると示唆された。

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