歴史的事象の統計的考察と画期的な推測法の進展(交流)

• 赤平 昌文

  筑波大学数理物質系

書誌事項

タイトル別名

• Statistical Views on Historical Events and the Development of Methods of Inference
• 歴史的事象の統計的考察と画期的な推測法の進展
• レキシテキ ジショウ ノ トウケイテキ コウサツ ト カッキテキ ナ スイソクホウ ノ シンテン

抄録

東日本大震災をもたらした巨大地震のような歴史的事象の生起について統計的観点から考察する.また,統計学の歴史において19世紀末から20世紀初頭にかけて今日においてもなお用いられるような推測法の極めて重要な発見がなされた.特に,ピアソン(K. Pearson (1857-1936))によるカイ2乗適合度検定を取り上げ,さらにゴセット(W. S. Gosset (1876-1937))によるスチューデントのt分布に基づく推測法を考えるとともにその基盤になる非心t分布のパーセント点の高次近似に関する最近の成果についても論じる.いずれの推測法も現在でも統計的推測やデータ解析等においてごく自然に使われている.

収録刊行物

• 日本物理学会誌

  日本物理学会誌 68 (2), 81-88, 2013-02-05

  一般社団法人 日本物理学会

詳細情報

• CRID: 1390564227324247296
• NII論文ID: 110009594077
• NII書誌ID: AN00196952
• DOI: 10.11316/butsuri.68.2_81
• ISSN: 24238872
• ISSN: 00290181
• NDL書誌ID: 024236137
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024236137
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可