NTMobile におけるアドレス変換型リレーサーバの実装と動作検証

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抄録

モバイルネットワークの普及によって,自由に通信を開始できる通信接続性と,移動しながら通信を継続できる移動透過性が求められている.我々は,通信接続性と移動透過性を同時に実現できる技術として,NTMobile (Network Traversal with Mobility) を提案している.NTMobile では,あらゆるケースにおいて通信接続性を確実に実現するため,通信パケットの中継を行う RS (Relay Server) が存在する.本稿では,一般サーバなど NTMobile の機能が未実装である装置 (一般端末) との通信を行うために用いるアドレス変換型 RS (RS-N:Relay Server type NAT) の機能について説明する.RS-N の実装と動作検証・評価を行った結果,RS-N を経由した一般端末との通信が可能であることを確認した.また,NTM 端末どうしの直接通信と比べて 4% 程度のスループット低下しか発生しないことがわかった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231877665190016
  • NII論文ID
    110009605195
  • NII書誌ID
    AA11851388
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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