中国地方における知的障害者ケアホームの夏期温熱環境と住まい方に関する事例研究

書誌事項

タイトル別名
  • Case Study on Living Conditions under Summer Heat at Care Homes for the Mentally Handicapped in the Chugoku Region
  • チュウゴク チホウ ニ オケル チテキ ショウガイシャ ケアホーム ノ カキ オンネツ カンキョウ ト スマイホウ ニ カンスル ジレイ ケンキュウ

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抄録

本研究の目的は,知的障害者ケアホームの夏期温熱環境と住まい方の実態を把握し,その特徴および問題点を明らかにすることである.中国地方にある知的障害者ケアホーム4件,入居者14名を対象に温熱環境測定と関係者に対するヒアリング調査を行った.調査の結果,体温調節行動に関しては14人中12名が何らかの介助を要するが,調査対象施設では世話人によって頻繁な見回りや支援が行われていることもあり自立度が低くても,各個室の室温は概ね適温に保たれていることが明らかになった.しかしながら,いくつかの事例では,個室で短時間に大きな室温変動が度々ある,夏期にも関わらずエアーコンディショナーの暖房が使用される,室温が低くなりすぎる,などの様々な問題が生じていることが明らかになった.また,上記の問題は世話人の不在時に多く発生していることが判明した.

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参考文献 (32)*注記

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