利用行動からみた「場」としての図書館に求められる建築的な役割(<特集>デジタル時代の図書館建築とその施設・設備)

書誌事項

タイトル別名
  • Architectural planning and design for the library as a "place"(<Special feature>Library buildings and their facilities in the digital age)
  • 利用行動からみた「場」としての図書館に求められる建築的な役割
  • リヨウ コウドウ カラ ミタ 「 バ 」 ト シテ ノ トショカン ニ モトメラレル ケンチクテキ ナ ヤクワリ

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抄録

公共図書館と大学図書館では,利用者層や利用内容,提供しているサービスも異なるが,アンケート調査や行動観察調査から,利用者が図書館という「場」に何を求めて利用しているのかを整理し,図書館計画への示唆を得ることを目的としている。公共図書館では,図書の貸出が主な利用ではあるが,館内での滞在的な利用も多くなっている。少数ではあるが人ごみに紛れることで匿名性を確保して,落ち着きを求めている利用者も見受けられた。大学図書館では,個人で集中して勉強する場としての利用が多いが,会話を伴う学習形態も増えている。静かな場所とにぎやかな場所,アナログとデジタル資料など,利用者は図書館サービスを適切に使い分けている。

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参考文献 (15)*注記

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