VANETによるモバイルデータ3Dオフローディングの提案
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抄録
スマートフォンの普及によって増え続けるモバイルデータ通信量を削減するため,携帯電話キャリアは店舗などでユーザに公共の WiFi 回線を提供することによって固定回線網に接続し,携帯回線網の負荷を減らす,モバイルデータオフローディングを行っている.しかしながらオフローディング可能となる範囲は極めて限定的である.一方で,モバイルデータ通信を用いた高度交通システムの普及が進みつつあり,通信量は更に増えつづけると考えられる.本稿では DTN による VANET を用いて,モバイルデータトラフィックを時間的,空間的,通信路的という 3 つの方向性 (3D) でオフローディングを行う通信手法を提案する.時間的,空間的オフローディングではデータの遅延耐性や自動車の移動性を活かして時間的,空間的にモバイルデータ通信のピークシフトを行う.通信路的オフローディングでは移動予定経路情報を用いた VANET に WiFi アクセスポイントとユーザの仲介役を果たさせ,モバイルデータ通信量を削減する.本稿では,数理モデルと計算機シミュレーションを用いて,提案手法の上界性能と現実的な環境上での性能を評価する方法,および,同手法の有効性を証明するための方策を示す.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. マルチメディア通信と分散処理研究会報告
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情報処理学会研究報告. マルチメディア通信と分散処理研究会報告 2013 (9), 1-6, 2013-10-10
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573387452704481792
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- NII論文ID
- 110009613782
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- NII書誌ID
- AN10116224
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles