書誌事項
- タイトル別名
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- ダツ ショクミンチカ ノ ホウチ
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抄録
尹健次(2008)は、『思想体験の交錯』において「在日朝鮮人が歩んだ道のり」を「歴史に刻印された思想体験として跡づけようとする」(v)。そして、占領時代から21世紀の初頭にわたる関連文献を丹念に調べていくなかで、ひとつの思想軸を「『民族問題・植民地問題』に関わる『脱植民地化Jの課題」としている(x)。この課題とは、端的に言えば、「近代日本の根源的な思想課題であると考える『天皇制と朝鮮』を問うことである」。だが、戦後の日本では、「天皇制についてはほとんど思考停止に陥ったままであり、またその対極にあるといってよい朝鮮・朝鮮人についても思想的には放置状態のままである」(x)。敗戦直後はもちろんのこと、現在に至るまで、日本ではこうした『戦後思想』の課題に真正面から取り組んだ知識人はきわめて稀か、あるいはほとんどいなかったのが実情ではないかと思える」と彼はいう(83)。戦後の日本で思想的な脱植民地化がほとんどなされてこなかったことは繰り返し多くの研究者によって指摘されている(吉田2005、吉見1987、大沼1987)。……
収録刊行物
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- 人権問題研究
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人権問題研究 11 5-22, 2011-11
大阪市立大学人権問題研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649849758080
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- NII論文ID
- 110009614756
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- NII書誌ID
- AA11571246
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- ISSN
- 1346454X
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- NDL書誌ID
- 11220538
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles