朝鮮戦争後における国家再建と女性

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  • チョウセン センソウゴ ニオケル コッカ サイケン ト ジョセイ

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抄録

はじめに : 朝鮮戦争は、韓国において家族の解体、社会基盤の破壊、人々の内面の荒廃をもたらした。すべてが破壊された状態のなか、生き残った人々は日々の生活のために、新たな闘いをはじめなければならなかった。とりわけ、多くの女性たちは、戦争への動員や戦時中の失踪などによる男性の不在から、生き残った家族の生活のために、厳しい現実と日々闘わなければならなかった。このような社会の混乱、生活の貧困のなかで、米軍の駐屯とアメリカの経済的な支援とともに広がったアメリカ文化は、戦争の廃墟のなかにいた住民たちに、強烈な印象を与えた。……

収録刊行物

  • 人権問題研究

    人権問題研究 11 59-80, 2011-11

    大阪市立大学人権問題研究会

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