超音波画像を用いた深筋膜移動距離測定の信頼性の検討

  • 市川 和奈
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域:千川篠田整形外科
  • 宇佐 英幸
    首都大学東京健康福祉学部理学療法学科
  • 小川 大輔
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域:目白大学保健医療学部理学療法学科
  • 見供 翔
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域:河北総合病院
  • 松村 将司
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域:千川篠田整形外科
  • 畠 昌史
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域:千川篠田整形外科
  • 清水 洋治
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域:千川篠田整形外科
  • 竹井 仁
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域

書誌事項

タイトル別名
  • The reliability of displacement measurement of the deep fascia using ultrasonographic imaging
  • チョウオンパ ガゾウ オ モチイタ シンキンマク イドウ キョリ ソクテイ ノ シンライセイ ノ ケントウ

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抄録

外側広筋の浅層および深層深筋膜移動距離の測定方法の信頼性を検討した。対象は整形科的既往のない健常成人男性10名20肢とした。測定条件は側臥位での膝関節0度から45度屈曲位の他動運動とし,その際の外側広筋の浅層および深層深筋膜の移動距離を超音波診断装置にて測定した。結果,級内相関係数は浅層では検者内・検者間共に0.98,深層では検者内が0.98,検者間が0.95であった。Bland-Altman分析の結果,検者内,検者間とも加算誤差・比例誤差を認めなかった。最小可検変化量の95%信頼区域は浅層における検者内は0.77mm,検者間は0.63mm,深層における検者内は1.43mm,検者間は1.96mmであった。本研究において筋膜移動距離の測定方法は高い信頼性を示し,非常に有用な測定方法であることが示唆された。

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参考文献 (16)*注記

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