妊娠期および産後における産後うつ病発症予防のための看護介入に関する実態調査

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タイトル別名
  • A Fact-Finding Survey on the Implementation of Nursing Intervention in Pregnancy and Postpartum to Prevent Postpartum Depression
  • ニンシンキ オヨビ サンゴ ニ オケル サンゴ ウツビョウ ハッショウ ヨボウ ノ タメ ノ カンゴ カイニュウ ニ カンスル ジッタイ チョウサ

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抄録

本研究は,妊娠期および産後における産後うつ病発症予防のための看護介入の実態を明らかにすることを目的とした.方法は,一県内の産科を有する91施設に無記名自記式質問紙調査を行った.調査内容は,対象施設の概要,産後うつ病発症の把握の実態,妊娠期からの産後うつ病発症予防に関する取り組み,産褥期の産後うつ病発症予防に関する取り組みとした.結果,産後うつ病発症予防のための看護介入は積極的に行われているとはいえない施設の状況が明らかになった.しかし他方で産後うつ病予防のために妊娠中からの取り組みをしている施設の取り組み内容は積極的であり,産後うつ病発症予防のための退院指導を実施している施設の指導内容もきめ細かいものであった.つまり,産後うつ病発症予防のための看護介入は施設間格差があった.今後,産後うつ病発症予防のための看護介入を施設間に広く波及させる必要があるとともに,産後うつ病発症予防のための妊娠期および産後の支援システムの構築による介入が重要である.

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参考文献 (15)*注記

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