導出過程に着目したCGS法の前処理付きアルゴリズム

• 伊藤 祥司

  東京大学情報基盤センター

• 杉原 正顯

  東京大学大学院情報理工学系研究科

書誌事項

タイトル別名

• Preconditioned Algorithm of the CGS Method Focusing on Its Deriving Process
• ドウシュツ カテイ ニ チャクモク シタ CGSホウ ノ マエショリ ツキ アルゴリズム

抄録

本稿ではBiCG法からCGS法を導出する過程に付随する数理的特性に着目し改善したCGS法の前処理付きアルゴリズムを提案する.また,本改善アルゴリズムの合理性について議論し,数値実験により本改善アルゴリズムの有用性を確認する.さらに,クリロフ部分空間の観点から,従来版と改善版との数理構造についても解析する.本改善は,前処理付きCGS法に限らず,初期シャドウ残差ベクトルを伴う前処理付きアルゴリズム全般に当てはまる.

収録刊行物

• 日本応用数理学会論文誌

  日本応用数理学会論文誌 23 (2), 253-286, 2013

  一般社団法人 日本応用数理学会

詳細情報

• CRID: 1390001205768949248
• NII論文ID: 110009616463
• NII書誌ID: AN10367166
• ISSN: 09172246
• ISSN: 24240982
• DOI: 10.11540/jsiamt.23.2_253
• NDL書誌ID: 024798811
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024798811
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可