原子炉によるニュートリノ混合角θ_<13>の測定 (解説)

書誌事項

タイトル別名
  • Measurement of a Neutrino Mixing Angle, θ_<13>, with Reactor Neutrino Experiments
  • 原子炉によるニュートリノ混合角θ₁₃の測定
  • ゲンシロ ニ ヨル ニュートリノ コンゴウカクth ₁ ₃ ノ ソクテイ

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抄録

ニュートリノ振動は,素粒子物理学において近年最もホットなトピックスの1つである.このニュートリノ振動に関する重要なパラメータである混合角θ_<13>の測定結果が,2011年から2012年にかけて複数の実験グループによって次々と発表された.このθ_<13>は理論・実験の双方に対して,今後の研究の方向に大きな影響を与える重要なパラメータでありながら,長年測定に成功していなかった.有限値が得られたことにより,素粒子物理学における重要なマイルストーンが達成されたといえる.本稿では,このθ_<13>を測定した実験,特に原子炉を用いたニュートリノ振動実験について紹介する.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 68 (7), 450-458, 2013-07-05

    一般社団法人 日本物理学会

参考文献 (21)*注記

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