書誌事項
- タイトル別名
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- [Review: Symposium on Amylases and Related Enzymes] Ferulic Acid Esterase of Aspergillus Origin
- 麹菌由来のフェルラ酸エステラーゼについて
- コウジキン ユライ ノ フェルラサン エステラーゼ ニ ツイテ
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抄録
フェルラ酸は植物細胞壁に存在する最も豊富なヒドロキシ桂皮酸の1つで,ヘミセルロースのキシランにおいては側鎖のアラビノフラノースのO-5あるいはO-2の位置に,ペクチンにおいては側鎖のアラビノフラノースのO-2あるいはガラクトピラノースのO-6の位置でエステル結合している。また,フェルラ酸は5,5'-,8,5'-,8,8'-および8-O-4'-結合によるダイマーを形成し,キシラン,ペクチン,リグニンとの架橋を形作っている。麹菌Aspergillus oryzae RIB40のゲノム配列情報を基に,ヘミセルロースの効率的分解に寄与するフェルラ酸エステラーゼと類似する遺伝子配列をいくつか見出し,それら遺伝子をクローン化し,Pichia pastorisで発言させた。それぞれのリコンビナント酵素のうちAoFaeBとAoFaeCはタンナーゼファミリーのフェルラ酸エステラーゼで,一次構造と一般的性質は似ていたが,いずれもタンナーゼ活性は検出されず,また,それぞれの酵素はシナピン酸エステルに対する特異性が異なっていた。AoPrbAはAoFaeBおよびAoFaeCと一次構造は類似しているものの,フェルラ酸エステラーゼ活性やタンナーゼ活性は検出されず,4-ヒドロキシ安息香酸エステル特異的なエステラーゼで,タンナーゼファミリーに分類されるエステラーゼは,その多様性が示唆された。
収録刊行物
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- 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌
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応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 2 (2), 111-116, 2012
一般社団法人 日本応用糖質科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205364176640
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- NII論文ID
- 110009635060
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- NII書誌ID
- AA12509099
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- ISSN
- 24240990
- 21856427
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- NDL書誌ID
- 023834896
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可