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- 竹村 明日香
- 大阪大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- Re-examination of -e Syllables in Kyushu Dialects : For Restructuring the -e Syllables in Middle Japanese
- キュウシュウ ホウゲン エダン オンセツ ノ サイケントウ : チュウセイ ニホンゴ エダン オンセツ ノ サイコウ ニ ムケテ
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抄録
キリシタン資料によると,中世末期のエ段音節ではエ・セ・ゼの3音節のみが硬口蓋化していたと考えられる。しかし中世期資料によっては他の工段音節でも硬口蓋化していたことを窺わせる例もあり,果たしてどの音節が硬口蓋化していたのかが問題となってきた。本稿ではこの問題を解決する一助とするため,近世〜現代九州方言のエ段音節を通時的・共時的に観察した。結果,エ段音節では,子音の調音点の差によって硬口蓋化が異なって現れていることが判明した。即ち,歯茎音の音節では子音の主要調音点を変える硬口蓋化が生じているのに対し,軟口蓋音や唇音の音節ではそのような例が認められない。このような硬口蓋化の分布は,通言語的な傾向と一致している上に,キリシタン資料のオ段拗長音表記とも平行的であることから,中世エ段音節の硬口蓋化の分布としても十分想定し得るものであると考えられる。
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 9 (2), 16-32, 2013
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205786642432
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- NII論文ID
- 110009662330
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 024426400
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可