ことばの意味の学習と正規化 : ことばを正すために概念の論理次数を明示せよ(言語と学習・場の供創・意味の創発)
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- 得丸 公明
- 衛星システムエンジニア
書誌事項
- タイトル別名
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- Learning and Normalization of Meaning of Words : Indicate Logical Order of Concept In Order to Rectify Words
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抄録
ヒト言語はヒト以外の動物のアナログ音声通信がデジタル化したと考えた筆者は,音声言語のデジタル性について考究してきた.パブロフやティンバーゲンの実験観察結果から,動物の記号は,脳脊髄液接触ニューロンの抗原提示によって,脳室内脳脊髄液中の免疫細胞がひきおこす神経免疫相互作用だと思い至った.言語は,個別の記号反射が,文法規則によって連鎖状に配列されて,自動的に複雑な意味を伝えるよう進化したものである.その結果,言語の意味が発生し構築される繊細かつ複雑な論理メカニズムが姿を現してきた.言葉の意味の記憶は個別に発生しかつ偶然の要素に支配されるため,同じ言葉が違った意味を指し示すことや,同じ物質や現象が違った言葉で表わされることが多々ある.概念には,五官で知覚可能な物質や現象を表現する具象概念のほかに,論理操作の結果として得られる,五官で知覚できない類概念・関係性概念・情報概念・高次情報概念が存在する.それらがすべて同じ分子構造をもつ抗体によって表現されるから言語の混乱がおきる.コンピュータ・ネットワークが古今東西の人間の意識を結びつける時代に,意味のメカニズムを明らかにして言葉を正すことが必要だ.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語
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電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 112 (339), 1-6, 2012-12-01
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227977377792
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- NII論文ID
- 110009667133
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- NII書誌ID
- AN10449078
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles