社会構造・コーディネーション形態の進化の分析―進化ゲーム論の視点とマルチ・エージェント・シミュレーション―

• 秋山 英三

  筑波大学

書誌事項

タイトル別名

• The Evolution of Social Structure and Coordination Forms―Appropriate Use of Evolutionary Game Approach and Multi-agent Simulations―
• シャカイ コウゾウ コーディネーション ケイタイ ノ シンカ ノ ブンセキ シンカ ゲームロン ノ シテン ト マルチ エージェント シミュレーション

抄録

人間社会あるいは生態系では，相互作用を行う複数の意思決定主体が，各自の戦略（行動様式，形質）を過去の経験から進化・学習させつつ，さまざまな杜会現象を生み出している．進化・学習を行う複数主体の相互作用は，（1）進化ゲーム論的アプローチ，あるいは，（2）進化エージェントをベースとしたマルチ・エージェント・シミュレーション（進化MAS）により分析されることが多い．進化ゲーム論的手法を用いた研究と進化MASを用いた研究はその対象が重複することも多いが，それぞれが得意・不得意な領域も存在する．本稿では，進化ゲーム論的アプローチと進化MASによるアプローチを，ダーウィン進化論の見地から見直し，それぞれのアプローチで可能なこと，不可能なこと，つまり両者の守備範囲について再検討する．さらに，著者自身が各アプローチを用いて行ったこれまでの研究と最近の研究を概観し，両アプローチの可能性について具体的に検証する．

収録刊行物

• シミュレーション＆ゲーミング

  シミュレーション＆ゲーミング 21 (1), 27-38, 2011-06-25

  NPO法人 日本シミュレーション＆ゲーミング学会

キーワード

• ゲーム論
• 進化ゲーム論
• マルチ・エージェント・シミュレーション
• ダーウィン進化論

詳細情報

• CRID: 1390566775149747328
• NII論文ID: 110009671622
• NII書誌ID: AN10412271
• DOI: 10.32165/jasag.21.1_27
• ISSN: 24340472
• ISSN: 13451499
• NDL書誌ID: 11276195
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/11276195
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I11276195
• Web Site: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10752864
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • NDL-Digital
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可