ステレオ高速度カメラを用いた核融合炉内のダストの3次元測定

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タイトル別名
  • Three-dimensional measurement of dusts in a nuclear fusion reactor using high speed stereo camera

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抄録

本稿では,核融合炉内に設置されたステレオ高速度カメラによって得られた炭素ダストの像から,ダストの 3 次元的な軌跡を測定する手法について述べる.まず,カメラキャリブレーション,ダスト抽出それぞれについて解説する.さらに,ダストの追跡とステレオ対応付けを組み合わせた頑健なステレオ対応付け手法を提案する.提案手法は,ダストの追跡によって得られた軌跡データから対応ダストの座標を予測し,その予測と最も近いダストを対応とする手法である.ダストの追跡にはリラクゼーション法を用いる.テストデータを対象としたステレオ対応付け実験を行ったところ,直前までの正確な軌跡データを事前に与えた提案手法による,ステレオ対応付けの適合率は最大でおよそ 0.9 となり,エピポーラ拘束を利用したステレオ対応付けよりも優れた性能を示した.また,提案手法を実際にステレオ画像列に適用した結果,合計 600 フレームから 60 個の軌跡を測定することが出来た.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652836577536
  • NII論文ID
    110009673576
  • NII書誌ID
    AA11131797
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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