小学校5年生における映像メディア制作授業の実践と評価 : 児童、担任、授業補助者の省察

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of a Workshop-Type Activity to Develop Media Literacy in Elementary School Students : Reflection of Students, Homeroom Teachers and Classroom Aides
  • ショウガッコウ 5ネンセイ ニ オケル エイゾウ メディア セイサク ジュギョウ ノ ジッセン ト ヒョウカ ジドウ タンニン ジュギョウ ホジョシャ ノ セイサツ

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抄録

メディアリテラシー(以下ML)の育成が学校教育において重要である、という認識が広まり、全国でML育成の実践事例が報告されている。本実践では、大学の研究室と地元の小学校が協働で、児童のML及びコミュニケーション力を育成することを狙いとして、映像メディア制作を体験する授業を実践し、評価した。三角測量的観点から活動に参加した3者(児童、担任教員、学生の授業補助者)の省察をもとに、実践活動を評価、分析した結果、児童は、メディア使用において編集作業を通して時間軸を操作できることに気づき、メディアが構成されていることを体験的に学習でき、学生は活動のなかで児童への指導法を反省的な視点で振り返っており、教師の仕事を意識していた。担任教員は、このような活動を教科学習と繋げることが効果的であることを強く認識しており、また、学生と役割を分担できたことで、教員が普段よりも児童を客観的に観察できたことが明らかになった。

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