「組織市民行動」の概念定義と看護師職場への応用可能性

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  • 「 ソシキ シミン コウドウ 」 ノ ガイネン テイギ ト カンゴシ ショクバ エ ノ オウヨウ カノウセイ
  • ソシキ シミン コウドウ ノ ガイネン テイギ ト カンゴシ ショクバ エノ オウヨウセイ

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抄録

看護師職場の協力行動について示唆を得る目的で、組織市民行動に関する文献調査から概念定義を辿り、わが国の看護師職場への応用可能性について検討した。その結果、以下のことが明らかになった。看護師の組織市民行動は、(1)個人領域、(2)対人的領域、(3)組織内領域、(4)組織外領域の4領域に分類でき、それぞれの領域に下位次元を持つことがわかった。さらに、看護師の組織市民行動は「他者から命じられなくても、報酬を期待せずに組織のために自発的に行う貢献的行動および協力行動のことをいい、その行動によって看護業務の効率が促進されるもの。また、看護職員がそうした行動を行わなかったからといって、罰せられることも非難されることもない」と定義することができ、測定尺度の開発から実証研究の有用性が示唆された。

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