制約つきXML向けドメイン特化言語の提案

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抄録

近年,XML を利用したシステムは一般的になったが,その開発には XML 特有の言語である XQuery 等を用いる必要がある.しかし,XML のデータ構造が非常に柔軟であるため,XQuery 等の XML 技術は一般化されすぎており使い勝手が悪く,開発生産性を低下させる一因となっている.そこで,完全な XML 処理には向いていないが,ある程度限定的な目的を実現する,使い勝手の良いドメイン特化言語 (DSL) を設計することを提案する.本研究ではそのドメインを HTML 等の汎用文書ではなく,構造がより単純で 「データ的」 であることを想定し (例:ソフトウェア設計情報),XML のキーを利用した一致判定や,複数の XML を一つにまとめる 「名寄せ」 演算を基礎とする演算体系と,その DSL 向けのプログラミング言語である Groovy による試験的な実装について述べる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177860447744
  • NII論文ID
    110009676220
  • NII書誌ID
    AN10116224
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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