音声対話における親密度と語彙の関係

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タイトル別名
  • The Relationship between the Level of Intimacy and the Vocabulary Used in Dialogues

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抄録

本研究では,人の話し言葉は親しさによってどのように変化するのかを調べた.調査に先立ち,分析に使用するデータとして大学生 9 名の初対面の時の対話データ (低親密度) と 6 ヶ月後の対話データ (高親密度) の 2 種類の対話データを準備した.その後,対話データの中から 3 ペアの話者に対して形容詞対の質問紙による評価を行った.その結果,23 の形容詞対のうち,「礼儀正しい」 「力強い」 「明るい」 「丁寧な」 「上手な」 「声の大きい」 「わかりやすい」 の 7 つの項目に差が見られた.また,初対面の時に使用される語彙と,知り合って半年経過した時に使用される語彙を比較した結果,初対面のデータでは 「です」 「ます」 「はい」 が多く,6 ヶ月後になると 「うん」 「おれ」 「けど」 「まじ」 が多くなるという結果が確認された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077766101120
  • NII論文ID
    110009676691
  • NII書誌ID
    AA1221543X
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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