推論処理を有するストリーム処理基盤

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  • Stream Processing Infrastructure with Inference

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抄録

膨大なデータストリームからの即時的な知識発見が求められている.この要求に応えるには,データストリーム管理システムは多様な分析手段を提供すべきである.有用な分析手段の 1 つに推論処理がある.推論処理の 1 つであるベイジアンネットワークをデータストリーム管理システムにおいてリレーショナル演算子としてモデル化すると,その出力結果が膨大になる.これによりストレージアクセスが生じるため,性能が劣化するという問題が生じる.この問題を解決するために,本論文では出力待機方式なる演算子スケジューリング技法を提案する.出力待機方式は利用可能メモリ量を監視し,それが存在しないならば演算子の動作を停止して出力を一時的に待機する方式である.シミュレーション実験において,出力待機方式は従来技法よりも優れる性能を示した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552743329024
  • NII論文ID
    110009676747
  • NII書誌ID
    AA11851388
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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